古い一戸建て売却に失敗した話

最終更新日 2021年3月8日

監修・著者 高野 春樹

 

不動産売却を検討したのは、私の祖父母が生まれ育ったど田舎の家を管理するのが難しくなり、どんどん壊れていっていたからでした。倒壊してしまうと危険ですし、蛇や熊が住み着くようになっても危険なので、思い切って売ることにしました。

 

古民家をリノベーションして住む人が増えていると聞いていたので、もしかしたら400万円から800万円くらいで買ってくれる人が出るだろうと思って不動産売却会社に相談しましたが、既に築80年と言っても良いくらいの古い家で、人が住むには立て直しが必要なレベルだと聞き、土地の評価額も10万円いかないくらいだったため、ほぼただで手放すような形になりました。

 

 

税金が減るくらいに思って手放した

固定資産税も言うほどかかってはいませんでしたが、毎年3000円から4000円くらいの固定資産税がかかっていたようで、この機会に手放してしまって税金の節約にでもなればいいかと考えました。

 

それまでかなり長い間放置していて、何もしていなかったので、売ってしまっても特に困ることもなく、私自身はその家に住んだこともなかったので思い入れもなく、軽く家族に相談しても売ってしまっても良いだろうということになってそのまま不動産会社に引き渡すことになりました。私が勝手に思い込んでいただけですが、どのくらいで売れるかは先にあまり期待しないほうが良いかもしれません。

 

結局家はそのまま放置

不動産会社に引き渡した後、子どもたちと山遊びや釣りをすることがありましたが、家はそのまま何もされず手付かずで残されていました。取り壊してもお金がかかるだけ、人が住もうとする場所でもないため、お金をかけて家を建てても価値がなく、少し悲しい気持ちにもなりました。所有していれば自慢もできたかもしれないですが、お金のムダも嫌ですので、なかなか難しいところです。

 

こうした場合にどのように土地、家を運用すればよいか、もっと多くの不動産会社に相談しておけば、もしかしたらなにか解決策があったかもしれません。今思えば、家を倉庫のようにして、その土地で子どもが遊べるようにしたり、たまにキャンプできるようにしたりしても良かったかなと思います。あまりにも安い、古い家は売ってしまうよりは先祖代々の土地としてそのままのこしておくのも良いかもしれません。特に大きい利益にならない場合は、活用の仕方を工夫して、不動産売却以外の方法を選択してくれる不動産会社を選ぶのも大切でしょう。


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