中古マンションの価格を決めるポイント

最終更新日 2021年3月8日

監修・著者 高野 春樹

 

マンションの価格は収益が毎月どれくらい得られているかを元にして決められることが多いです。1年間の収入を基準にするため、部屋数が多くて家賃が高めの物件ほど高く売却できます。中古マンションの部屋数が20部屋あって、1部屋8万円の家賃の場合は月間160万円は利益が得られる計算になります。この年間収益は12ヶ月分の1920万円がまず加算できます。

 

この金額に対して、マンションの敷地面積と土地の価格を考慮して、1000万円や2000万円など土地代も加算されていきます。さらに、利益の出方や設備、人気のマンションかどうか、入居者の契約期間が長いかどうかなど、複数の要素でマンションの価格が変わります。

 

 

マンション所有者の意見が反映される

中古マンションでも、価格を最終的に決定するのは所有者です。不動産会社がいろいろ考えて提案してくれますが、結局売る価格を決めるのは所有者なので、不動産会社に全て決められてしまうということはありません。不動産会社も、所有者に提案という形で色々教えてくれますが、価格の最終決定については所有者に任せてくれるのが一般的です。

 

もし、その価格で売れなかった場合は金額訂正など手数料はかかってしまいますが、販売価格を落として、買い手が現れてくれるのを待つことになります。所有者も不動産に関する知識が必要で、価格はちょうどよいバランスの撮れた金額にする必要があります。無駄に高くしても売れませんので、欲張りすぎずに適切な価格をつけられるようにしてください。

 

不動産業者に任せるのが楽

中古マンションのように、一戸建てと異なって税金の問題、土地評価額、収益物件としての利益など複数の要素を考える場合、個人でマンションの時価を決めるのは難しいです。そのため、少しでも不動産売却手続きを効率化するには、早いうちから不動産売却業者に任せる必要があります。

 

中古マンションも時間が過ぎてしまうと価値が下がることもあり、入居者のケアや契約期間が短くなっていけば買い手にとってはコストがかかる分、価値が下げられてしまう可能性があります。不動産売却を任せる場合は、早めに専門の会社複数に相見積もりをとって比較しておきましょう。個人でできる入居者の把握や、毎月のコスト、利益、売り上げもチェックしておき、書類作成が少しでも早く終わるようにしましょう。手続きや準備が早ければ買い手が早く見つかる可能性がありますので、行動と意思決定はスピーディーにいきましょう。


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